哲学・心理学・宗教から学ぶ

人間と人生を考える|哲学・心理学・宗教から学ぶ

哲学・心理学・宗教、人間関係などを通して、人はなぜ悩み、傷つき、支え合うのかを考えます。フレネミー、テイカー、ガスライティングなど身近な人間関係の問題から、幸福、生き方、人生100年時代まで、司法書士・行政書士としての経験も交えながら考察するアイリスの週末コラムです。相続や生前対策だけでなく、社会の生きづらさを少しでも軽くできればと思います。

相続で揉める家族には、長年積み重ねられた家族関係やコミュニケーションの課題が影響していることがあります。司法書士として感じるのは、「誰が決めるのか」「誰が責任を負うのか」といった境界線(バウンダリー)が曖昧なまま時間が過ぎると、相続開始後に感情の対立が表面化しやすいということです。

相続問題の原因は財産の多さだけではありません。司法書士として多くの相談に携わる中で感じるのは、家族の役割や責任、財産の管理についての「境界線(バウンダリー)」が曖昧な家庭ほど、相続時に感情的な対立が起こりやすいということです。本記事では、法律だけでは語れない相続問題の背景について、「境界線」という視点から考えてみます。