はじめての相続教室【第2回】 誰がどれだけもらうの?――知っておきたい「法定相続分」の基本

2026年10月14日

「父が亡くなったら、母と子どもはどれくらい相続するの?」

相続人が分かったら、次に気になるのが「法定相続分」です。

法定相続分とは、法律で定められた相続人それぞれの基本的な相続割合のことです。

代表的なケースでは、配偶者と子どもが相続人なら、配偶者が2分の1、残りの2分の1を子どもが均等に分けます。

配偶者と父母などの直系尊属が相続人なら、配偶者が3分の2、直系尊属が合わせて3分の1。

配偶者と兄弟姉妹が相続人なら、配偶者が4分の3、兄弟姉妹が合わせて4分の1となります。

ただし、ここで大切なのは、法定相続分どおりに必ず財産を分けなければならないわけではないということです。

相続人全員が合意すれば、家族の事情に合わせて異なる割合で遺産を分けることもできます。

自宅を誰が引き継ぐのか、介護をしてきた人をどう考えるのか、家業を誰が継ぐのか――。

実際の相続では、法律上の割合だけでは決められない問題もたくさんあります。

法定相続分を知ることは大切です。

しかし、それは家族の未来を決める「答え」ではありません。

法律上のルールを知ったうえで、「家族にとってどうするのがよいのか」を考えること。

それが、相続を考える次の一歩になります。

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