高松市の相続登記義務化|高齢化率28.8%のまちで今考えたい生前対策と空き家問題

2026年07月04日

「相続登記が義務化されたと聞いたけれど、まだ先の話だと思っている。」

そのような方も多いのではないでしょうか。

しかし、高松市では高齢化が進み、親世代が所有する不動産の承継が大きな課題となっています。

また、相続した実家が空き家となり、管理できないまま放置されるケースも少なくありません。

2024年4月から始まった相続登記義務化は、単なる法律改正ではなく、こうした社会問題への対応として導入されました。

本記事では、高松市の人口動態や空き家問題を踏まえながら、相続登記義務化と生前対策の重要性について解説します。

目次

1.高松市の人口と高齢化の現状

2.高松市で進む空き家問題

3.なぜ相続登記が義務化されたのか

4.所有者不明土地問題と高松市

5.高松市の空き家対策

6.高松市で増えている相続相談

7.認知症になる前に考えたい財産管理

8.高松市で今からできる生前対策

9.まとめ


1.高松市の人口と高齢化の現状

高松市は香川県最大の都市であり、人口は417,660人です。

そのうち65歳以上の高齢者人口は120,364人となっており、高齢化率は28.8%です。

つまり、市民のおよそ3.5人に1人が高齢者という状況です。

高松市は県内では人口規模を維持している地域ですが、それでも人口減少傾向は続いています。

今後さらに相続の発生件数は増加すると予想されます。

2.高松市で進む空き家問題

高齢化と人口減少に伴い、高松市でも空き家問題が深刻化しています。

特に問題となるのが、

  • 親が亡くなった後の実家
  • 施設入所後に誰も住まなくなった住宅
  • 県外相続人しかいない住宅

です。

相続人が遠方に住んでいる場合、

「売却したいが話がまとまらない」

「管理できない」

「名義変更もしていない」

という状況になりやすくなります。

3.なぜ相続登記が義務化されたのか

相続登記が義務化された背景には、

全国的に増加する所有者不明土地問題があります。

所有者が亡くなった後も名義変更されないまま放置されることで、

  • 土地の売買ができない
  • 公共事業が進まない
  • 管理責任が不明になる

といった問題が発生しています。

そのため2024年4月から、

相続を知った日から3年以内の登記申請が義務となりました。

4.所有者不明土地問題と高松市

高松市でも、

相続人が県外に居住しているケースは珍しくありません。

近年では、

東京・大阪・名古屋などに住む子どもが相続人となり、

高松市内の実家が空き家化する事例が増えています。

名義変更が行われないまま世代交代が進むと、

相続人が数十人になるケースもあります。

そうなると不動産の処分自体が困難になります。

5.高松市の空き家対策

高松市では、

  • 空き家バンク
  • 空き家マッチング事業
  • 空き家改修補助
  • 家財処分補助
  • 老朽危険空き家除却支援

など様々な施策を実施しています。

しかし行政の施策だけで問題を解決することはできません。

最も重要なのは、

「空き家になる前に準備すること」

です。

6.高松市で増えている相続相談

当事務所でも、

次のような相談が増えています。

(1)実家を誰が相続するか決まらない

(2)兄弟が県外に住んでいる

(3)空き家の管理ができない

(4)親が認知症になり手続きできない

(5)相続登記義務化への対応が分からない

これらの問題は、相続発生後よりも生前の方が解決しやすい場合が多くあります。

7.認知症になる前に考えたい財産管理

認知症になると、

本人名義の不動産売却や預金管理が難しくなります。

成年後見制度が必要になる場合もありますが、

家族の負担は小さくありません。

そのため、

(1)任意後見契約

(2)家族信託

(3)遺言書作成

などを早めに検討することが重要です。

8.高松市で今からできる生前対策

将来の相続トラブルを防ぐためには、

(1)財産の整理

(2)不動産の名義確認

(3)相続人の確認

(4)遺言書作成

(5)認知症対策

を進めることが大切です。

相続登記義務化は、亡くなった後の手続きだけではなく、

生前対策の重要性を改めて考えるきっかけでもあります。

9.まとめ

高松市では高齢化率28.8%という現実の中で、相続・空き家・認知症の問題が年々増加しています。

相続登記義務化は、その背景にある所有者不明土地問題への対策として始まりました。

相続が発生してから慌てるのではなく、

元気なうちから準備することが、ご自身とご家族を守ることにつながります。

将来の安心のために、今から未来設計を始めてみてはいかがでしょうか。

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